緑内障
急性緑内障発作
病気の説明
眼科では数少ない、緊急の病気です。ある日突然、眼圧という数値が正常値の数倍に跳ね上がり、目の奥の神経が急速に傷んでしまいます。急激な視力低下や充血、眼痛の他、頭痛や嘔吐を伴うこともあります。わずか一日でも見え方がかなり悪くなり、数日で失明に至ることすらあります。見えなくなってしまった分は二度と戻ることがありませんので、緊急に治療を開始しなければなりません。速やかに眼圧を下げる点眼薬や点滴を開始して眼圧をある程度下げた後、外来でのレーザー手術あるいは手術室での手術で治します。この病気は持って生まれた「目の造り」に関連しており、近視の方はとても少なく遠視の方がとても多いです。この「目の造り」を見つけた場合には、事前に外来でのレーザー手術あるいは手術室での手術で予防することができます。