眼瞼や涙器の病気
眼瞼痙攣(両側)
病気の説明
瞬目(まばたき)がスムーズにできなくなってしまいます。病名は「痙攣」ですが、痙攣を見た目で見つけることは困難です。実際、この病気で「眼瞼(まぶた)が痙攣する」と表現する方は全然おられず、「目が開かない」とおっしゃる方がほとんどです。目が開きませんので、「運転できない」「外出できない」等症状が深刻な方もおられます。また、瞬目は涙液(なみだ)の分泌と関連しているため、ほとんどの方がドライアイにもなってしまいます。「ドライアイの点眼薬(めぐすり)を長年続けているが、症状が全く改善しない」とおっしゃる方が、実は眼瞼痙攣だと判明することもございます。原因が特定できず治せないことが多いですが、(点眼薬でなく)注射薬や内服薬により症状を緩和することができます。