全身疾患の一症状
薬剤による副作用
病気の説明
ステロイド(炎症を鎮める力の強い薬)により白内障や緑内障を生じることがあります。抗がん剤により角膜(くろめ)が荒れたり網膜に水が溜まったり、結核の治療薬で視神経(眼球と脳を繋ぐ、視覚の神経)が傷むことがあります。睡眠薬など神経系の薬による調節力の低下(ピントが合いづらい)や眼瞼痙攣(瞬目(まばたき)がスムーズにできないため、目が開かない)は、薬のせいだと気づいていない方がほとんどです。処方医師の指示あるいは製薬会社の注意喚起に従って、眼科での定期的な管理が必要です。